| 五月五日、私はオーストリアに来ました。この国でこんな人達に出会いました。市場とかに行くと値段などをダマス人、けげんそうな目でじろじろ見る人。でもそういう人達ばかりではありません。いい人もたくさんいました。例えば道で私は、全く知らない人に出会いました。すると相手は、まるで友人にでも言うように「グリュスゴット」と明るくあいさつをしてくれました。私は慌てて「グリュスゴット」とあいさつを返しました。私は日本であまりこういう体験をしないのでびっくりしました。これだけではありません。こちらの電車は自動ではなく手動で、私は最初開けるのに苦労していたのです。それである日、開けることができなくて困っていた時、少し遠くの席にいた男の人が、わざわざこっちに来てドアを開けてくれました。私はその男の人のやさしさに感動しながらお礼を言って電車を出ました。私を助けても別に得するわけでもないのにわざわざ助けてくれたのです。私はこの体験で『オーストリア人っていいな』と思いました。
さて、私は日本にいた時、もちろん外国人に何度も会っています。私のその時の反応はどうだったでしょうか。反省してみようと思います。
私は外国人を見ると『めずらしいな』とか『あの子かわいい』と思って、じっと見た覚えがあります。でも、出会っても知らんぷり。あいさつなんかした覚えはありません。また、私は、困っている外国人に出会ったことはないけど、そういう人を見たら助けてあげたでしょうか。
でも私はもう、日本に帰ったらそんな反応はしないでしょう。なぜなら、私はこの国で、たくさんの人と出会い、“かみや目の色がちがっても同じ人間として平等にふるまうことが大切 ということを教えていただいたからです。
私はこの国に来て、本当によかったと思います。 |