題名:夢ー優しさを求めてー
名前:澤村 大輔さん
国名:イギリス |
| 人間と自然が一体になっているイギリスに来て三年の月日が経った。こちらに来て早々の夏は、走っても走っても走りきれない、見ても見ても見あきない広大な美しい公園に脱帽し、大いに楽しんだ。人間が必死になって自然を残すのではなく、自然の中に人間が点在しているのだ。僕は時々大好きなフットボールの夢を見る。時間に邪魔されず、周りの建物も気にする事なく、おもいっきりボールを蹴っている夢だ。どこまでもどこまでも果てしない空間を走り続けてふと夢から覚めて目を開けても、そこも夢ではなく同じように走り続ける事が出来るのだった。自然をこれだけ美しくかつ人間の活力の為に残している国力は本当に素晴しいと思う(ただ、そこここに見かける犬達の落とし物には閉口するのだけれども)。僕は自分の国の何とも言えない独特な匂いも遠くで聞こえる祭囃子の音も大好きだけれど、日本列島の中の円形脱毛症部分にある都市は好きになれない。この部分はやはり病んでいる。申し訳程度にある公園、ひょろひょろとした樹木の元ではいくら呼吸をしても人に優しくする気持ちが生まれてこない。病んでいる場所で深呼吸すればするほど優しさからはどんどん遠くなっている気がしてならない。僕は、僕の大好きな自分の国にもおもいきり深呼吸の出来る素晴しい自然を残していきたいものだと夢をふくらませている。 |
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