| ベルリンといえばドイツの首都である。首都だから、とうぜん日本人も多いと思いがちである。
ここには「ベルリン日本人国際学校」という日本人の子が通える学校がある。が、生徒数は今のところ十三人。中学生もいれて十三人なのだ。私もそのうちの一人として学校に通っている。この学校は複式授業である。こちらでは一年生、あちらでは二年生と背を向けあって勉強している。
この学校での不便なことは日本の学校のように大きなことがなかなかできないことである。たとえば学校祭などをすれば、一人二役多ければ三役と。
でもこの学校にはいいことがある。日本の学校では学べないことをこの学校は教えてくれた。そのうち一つが「年齢に関係なく遊べる」だ。だって「一年生は一年生と、二年生は二年生と」なんて言ってられない。全校十三人なのだから。
その十三人だけでもみんな立派に輝いている、歌を歌えば四十人くらいの歌声にきこえる、話をすればみんな静かに話をする人の方を向く、約束すればみんな守ってくれる・・・。
こんないい学校はほかのどこにあるのだろうか。私はよくそう思う。もしかすると、日本の大きな学校よりも、ここのような小さな学校のほうがいいかもしれない。
私はこの学校にきて本当によかったと思っている。この学校が大好きだから、そしてこの学校でしたこと、これからすること学ぶことを大切にしていき、一生の宝物になるようにしたい。
この学校には不思議な力がある。この学校で生活してみないとわからないが、たしかにこの学校には不思議な力がある。 |