題名:英国で学ぶ

名前:池澤 龍太さん

国名:イギリス
インタビュー

   英国に来て二年間位は、学校に行ってもちっとも楽しくなかった。確かに、中学に入って勉強し、高校に入ることを当然の成り行きのように受け止めていた自分にとって、戸惑いも多かったことだろうが、それ以上に友達らしい友達が一人も居ず、勉強も思うように行かなかったことが、かなり応えた。  しかし、今学期になってGCSEが始まると、学校に行くことが急に楽しくなった気がする。英国に来て大分経ったことも勿論あるだろうが、やはり学校で学ぶことが楽しくなったからだと思う。その理由はGCSEになり、選択科目が大幅に増えたからだ。「下手の横好き」という諺がある通り、皆好きな事をやっている時が、一番楽しいはずだ。僕も好きな科目、即ち好きな授業が増えて、とても充実した学校生活を送っている。また、自分に選択の余地と責任を与えてくれたことで、自分を一己の大人として扱ってもらえたことが、すごく新鮮で、また嬉しくもあった。
   英国に来て良かったと感じる時は、自由に自分のやりたい事を勉強している、自分の姿を発見した時だ。英国国内では、賛否両論のこの教育制度だが、僕は個性や人それぞれの長所を伸ばせる環境があり、良いのではないかと思っている。「学校は楽しみながら学ぶ所」、と言うのが、僕の持論だからだ。  最初の内、中々出来なかった友達も、英語が上達するにつれて、多くなって来た。クラブ活動等に積極的に参加したことも、幸いしたようだ。そして、状況が進展するにつれて、自分の周りが明るくなって来たような気がして嬉しかった。  多くの人が言う様に、今の英国の教育制度にも沢山の問題があるのかもしれない。しかし、僕はこのやり方でいいと思う。学校は本来、楽しみながら学ぶべき所ではないか。日本は、今までの偏差値教育を改めて、英国のように本人の長所を伸ばせる教育システムに、変えるべきだと思う。

 



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