題名 伝えようとする大切さ
名前 小宮 りか 12歳
国名 オランダ
インタビュー
7月25日から5日間、私はブリティッシュスクールのサマースクールに通った。理由は友達に誘われたからという事と、少しでも英語の勉強になればと思ったからだ。
ブリティッシュスクールはデンハーグにあり私の住んでいるアムステルフェーンから通うには、1時間以上かかるのだ。毎日6時に起きて、バス、電車、トラムに乗りつぎ通う。私にとってとても大きな旅だった。学校に着かなかったらどうしようと不安もいっぱいで近くの人に「この電車はデンハークまで行きますか」と聞いてから電車に乗らないと不安で仕方がなかった事を良く覚えている。
学校に着くとやっと一安心出来た。しかし周りを見るとみんな英語を話していて、日本人は1人もいなかった。
私のクラスには中国人やイタリア人、オランダ人など沢山の国の人がいたがやはりオランダ人が一番多かった。それでついオランダ語を話してしまうのだろう。私も少しなら理解出来るが自分も一緒になって話すというのはとても難しい事だった。そんな時、1人の女の子が「せっかく英語を勉強しに来ているんだから英語で話そうよ。オランダ語で話したら、りか達が分からないよ」と言ってくれた。とてもうれしかった。友達っていいな、友達がいて本当に良かったと思った。
たった5日間だけだったけれど友達も沢山出来た。英語は上達したかどうかは分からないが、将来スチュワーデスになって外国人と沢山ふれ合いたいという夢が出来た。
人と会話する時、私達にとっては、言葉で伝えるのが一番簡単だ。しかし、伝わらない時もある。話す言葉が違うのだから。しかし、私はブリティッシュスクールに通ってとても大切な事に気付いた。「言葉だけが会話ではない」という事だ。ジェスチャーで伝えたって絵で書いて伝えたって伝わるなら良いと思う。伝える事に手段なんて関係ないと思う。伝えたいという気持ちが大切なんだ。

題名 「共に生きる」とは
名前 斉藤 拓登 14歳
国名 オランダ
インタビュー
オランダの日常にとびこんでから5年間、僕にとって現地の人々はいつも笑顔、の印象が強い。しかしその中でも、特別に感銘を受けた笑顔があった。
オランダには、「歩け歩け大会」という年中行事がある。これには、身体障害者の方々も車椅子で参加するのだが、僕はこの夏、ボランティアとして車椅子を押した。初め、僕は彼らと接するのが少し怖かった。今となっては情けなく思っているのだが、恐らく「偏見」を持っていたのだろう。しかし、パートナーのおじいさんが心の底から楽しんでいる様子を見て、僕の考え方は変わり始めた。生活が不自由であるにも関わらず、楽しく生きたい、という彼の姿に心打たれたからだ。最終日の表彰式で、彼が見せた最高の笑顔に、僕は大きな拍手を送った。
このようなイベントを始め、オランダは、バリアフリーが充実していると思う。身体障害者の方々が楽しそうに生活しているのも、この力がすごく大きいと思う。そして考えていくうちに、身体障害者の方々だけでなく、異民族を受け入れたりもしているオランダは、まさに素晴らしい国だと感じた。人と人とが支え合って、「共に生きている」からだ。現地の人達の笑顔の印象が強いのも、このためだろう。無駄な「偏見」を持っていないから、お互いが幸せな気持ちでいられるのかもしれない。
健常者と身体障害者だけではない。この世界には、様々な違いを持った人々が共存している。自分と異質なものを排除する、というのはよく見かける光景だが、これは間違っていないだろうか。一つの世界の中で、仲間割れを起こしているだけではなかろうか。互いの「違い」を受け入れて無駄な「偏見」を捨て、人と人とが「共に生きていく」世界。いつか、全世界の人々が笑顔になれる、そんな世界になってほしい、と願う。

 
 



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